春めいてきて
だいぶ花々が咲き乱れている
それで、少し、花の写真を撮ってきた
花壇の花はどことなく寂し気だ
なんでだろうと思っていたが
どうも何かのおりおりに
花咲いていたものを引っこ抜いて
別の物に植え替えているらしい
土は記憶が残るというから
「ああ、どうせ抜かれるんだわ」と思うと
やる気も出ないのかもしれない
ほったらかしにされている花は
どうも妙に強い
どこか毒々しく、タフタフしい
打たれて競い合い、なにくそと生きていくからか
「都合により抜きます」という
人間の手が入るところでは
そんなこと、花は妙に理解して
小さく縮こまっている
ここは大丈夫そうってなると自由奔放に生き始める
人間もそうだけど
生き物に必要なのは「安心」なんだと思う
ひととか、生き物とかかわるのは
甘やかすか、厳しくするかの二択じゃない
安心できるかどうか、とか、いろんな模様がある
花や植物にも、信頼関係をきずけるといいなぁと思う
もちょっと「自然」と信頼関係をきずいてみようとか
思う人が増えるといいんだけどなぁ
人間の手の入らない自然は粗野になるというけれど
横暴な人間の手は、やはり「自然側」の信頼を崩す