4/2の夕暮れ
桜の様子を見に
日課のように通う
花が咲いていく様はとてもいいものだと思う
夕暮れ時
「ホーホケキョっ」と
鶯が鳴きだした
ただ一生懸命栄養を蓄えて
時がきたら、咲く
あたたかくなったら、咲く
すごいなぁと思う
自然が簡単にしていることは
ひとにもきっと備わっているんだと思う
鶯の鳴き声も、うまいのと下手なのがいる
聞きながら、そんな鶯の話をつらつらと思い出した
「最初からうまく啼ける鶯はいない」らしい
ほかの先輩がきれいに啼いているのを聞いて、ならって
やがてきれいに啼くんだとか
自然が素直に、普通にしていることは
どこか生きることの基礎のように思える
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