御岳山ビジターセンターで主催された「太々神楽」のイベントに参加してきた

1日目。先にハイキングで長尾平まで向かう。
いつもながら眺めがいい。少しだけ早く着いたので
ゆっくりとデッサンをしながら時間を過ごした。
土日なので人気(ひとけ)が多い。

時間になったらビジターセンターへ
今回のイベントの流れとみんなで自己紹介をし、
「富士峰園地」までガイドしてもらいながら歩く。
「産安社」で、ニニギの命の嫁取り神話のものがたりを
紙芝居でしてもらう、かわいらしい絵で面白かった

「産安社」はいわなが姫などを祀っており、
桜の開花とあわせてお祭りがあるんだとか
ちょっと行ってみたい
ビジターセンターに戻りがしな
カタクリの群生地などを教えてもらう
有意義な散策
今回泊まるお宿は「嶺雲荘」さん
豪勢な夕飯、おいしくてお腹いっぱいになる
お風呂はちいさいので、交代で隙を見てはいる
夜に少し散歩したが、山の夜はとても暗くて少し怖かった
2日目。5時に起きて、そっと部屋を出る。

外に出ると少しだけ霧がかっている。
紫色のはしから茜色にかわっていく空を見ながら
神社まで歩いた。

ちょうど、神社で日の出を拝めた

心地よい。
帰るとみんな起きだしている。朝ごはんも豪華だ。
少しばかりの準備をして、お祓いを受ける。
太々神楽は神社に「神楽を奉納する」最高の参拝の仕方らしい。
身も心も浄められて、それから神社前で、高い塀にのって、
お菓子や小銭を撒いた。

下のほうから人がたくさん来て、
ざるやかごなどで沢山拾っていった
とても面白い
太々神楽。
古事記の神話をもとにして
雄大な舞いが神にささげられ、ふるまわれる。
御岳山の太々神楽を奉納するグループは
「講」と呼ばれており、
かつては農民たちが豊作を祈り、
お金をためて奉納していたそうだ。
とても名誉でありがたい最高級の奉納らしく
そのおすそわけとしてお菓子や小銭を撒くらしい

それから神楽殿にむかい、とうとう太々神楽がはじまる
まずは鈴をりんりんと鳴らしながら
四隅から浄めていく「奉幣」の舞
鈴を祈るようにあて、とても背筋の伸びるような
綺麗な踊り


次に「返し矢」の舞
天から地を平定させるために遣わされた
「天若日子(あめわかひこ)」は地の乙女と婚姻を結び、
天のいいつけを聞かないでいた
鳴女(なきめ)という弓矢をもってキジが天より降り
天若日子に問うたところ
天若日子は鳴女をその弓で殺し、
天に向かって弓矢を放った
天の神「スタカミムスヒ」までその矢は
スタカミムスヒは矢を下に返す
「もしも天若日子に悪い心があるならば
天若日子にあたれ」と。
すると矢は天若日子の胸にあたり
天若日子は死んでしまう。
その様を描いた舞い。

二部で構成されており
最初は弓矢をもち、勇ましく踊る
次に扇をもち、優雅に踊る
若い方が踊っている
だん、だだん、と、弓矢を勇ましく天に放つ姿
その後、いられかえされて、扇に持ち手を変える
優しく、はかなく、優雅な舞
切れがあって、とても美しい

次に「三神和合」の舞
地の国の主をはっていた大国主命(おおくにぬしのみこと)に
天から国譲りをせまるよう遣わされた武御雷神(たけみかづちのかみ)、
武御雷神がピンチになったとき、経津主神(ふつぬしのかみ)が助力し
とうとう国が天のものになる
その後三神は和合する
その様子を描いた舞だ
最初に「大国主命」が出てくるのだけど
私が王だ、と言わんばかりに舞われる
とても迫力があり、本当に威風堂々としており、
「私が王だ」と気品高く舞われる

天から国を譲れと遣わされた「武御雷神」が戦いを挑むが
「大国主命」は椅子を譲らず、「武御雷神」が押し負けそうになる
すると「経津主神(ふつぬしのかみ)」があらわれて、助力する

とうとう「大国主命」は倒される
その物語が美しい力強さで舞われていく
やがて、三神は和合し、息をあわせて
扇の舞をまいはじめる
さきほどの剣の舞とは打って変わって
みやびで、優しく、こころよい踊り
神楽の時に写真を撮っていいですよ、と
いわれたものの、神楽の迫力にみいってしまい、
たくさんは撮れなかった
最後にいわなが姫の「山の神」
山の神としておりられたいわなが姫が
豊穣の舞い踊り、お餅を配ってくれた
しゃもじをぺろりとなめたり、
とても愛嬌のよい、可愛らしいいわなが姫

美しさと清らかさで、こころいっぱいに満たされた
楽屋裏を見せてもらって、いろいろ貴重なお話も聞けた
その後、そこで解散、
お腹が空いてならなかったので、
地元の千本屋さんで、鹿肉カレーとコーヒーを食べた
こころ満たされ、想い満たされ、充実した二日間だった
※写真を含め無断転載を禁止します
太々神楽は御岳山のものです
御岳山 https://tadanoyamajanai.jp/
御岳山ビジターセンター https://mitakevc.ces-net.jp/index.html





