おひさまの光@写真と水彩画のBLOG

伊東の温泉に行くことになったので
大室山に足を延ばしていってきた
曇り空が広がる中
バスに乗っている間、少しずつ晴れ間が出てくる

ずいぶんと人がいた

近くで花まつりもしているらしい
私は時間がないので見られなかった
残念だ

リフトに並んで、荷物を背中からおろし、順番が来たらリフトに座る
いつも、リフトは緊張する

てっぺんまで登る途中で「はーい写真撮りますよー」とか
機械から声がする、前にいたカップルがふたりでハートを作っている
ぱしゃっとフラッシュがたかれる

記念写真?? たぶんどこかに係の人がいて
機械から「わらってー」などといっている
写真をぱしゃりと撮ってくれるものなのだ
すごくどんな顔をしていいかわからなかったので
音にするとジバーみたいな顔をしてしまった

係の人が戸惑った声を出していた

着いた先で案の定「記念写真どっすかー」と
人のジバーって顔を売っていたがいらなかった

さて歩くかー、と
てくてく、お鉢周りをはじめる

ものの見事な富士がそびえている

お鉢は塗装された幅広い道で、ぐるっと回れるようになっているが
柵も何もなく、けっこう怖い
だのに、みんな人たちは微笑みながらサクサクと歩いている

私は怯えと緊張でお腹がくすぐったいような感じになってしまい
そろりそろりと幅広い道のはしっこを歩いた

写真にするとどうしても切り取られてしまうが
ぐるりと山と海の見える景色は圧巻
安全に、労なくこんな景色がみられるなんて
凄いことだと思う

次第に空が晴れていき
海は乳白色に光、山々が藍色に染まり
海の中の霧に溶ける

美しい

しばらく見入ってしまっていたが
お腹がくすぐったいほど景色が高く
風が若干強いので、とても怖い

「私は太っているから風では飛ばない」と
自分に言い聞かせながら、ゆっくり山てっぺんの淵にしかれたお鉢道をめぐる

怖くて振り向くこともおそるおそるだったが
景色が、刻々と変わり
海は次第に紫色に染まっていった

朝や夜だとまたすごいのだろう

ようやくめぐり終えるころにはお腹がすく
こうした観光地では
地元で飲み食いすることが
貢献になると聞き及んでいたので
ふもとにあるご飯屋さんで
コロッケなどをおいしくいただいた

どこに行っても人が多い昨今
なかなかおっくうになることもあるが
やはり絶景と呼ばれるところは
いいなぁ、と思う