カメラのこと何にも知らないまま手を出して
少しだけたまってきた
レンズの話
☆☆☆
最初に手に入れたオールドレンズ、Leica Summar 50mm/F2▽
何かを言えるほど何か知っているわけでもなく
経験があるわけでもなく
ただこのレンズで撮ると
気持ちが良い
背景がぐるぐるするのは
ぐるぐるボケというらしい
最初回っているので大変驚いた
優しい色合いで、時に激しく写しだす
Summarは人格のようなものがある
気分屋さんのようで、撮りたくないときがあるようで
どうしてもピントが合わないときがある
でも、そういうところもいいもんだと思う
☆☆☆
Leica elmar 50mm/f3.5▽
私はそんなに高いものは手が出せないので
とても安くなった壊れかけ品
でもきれいなものだった
この花はカリガネソウというらしい
くさいらしい。全体的に草のにおいがしたが
その中のどこかがこの花の匂いだったのだろうか
素直なのに芯がしっかりとしている写り心地
このレンズは優しい。ノルスタジックだと思う
ノルスタジックといえば
ノルスタ爺という藤子不二雄A氏の漫画を思い出す
すごくおもしろかったっけ
どこかユーモアがあると思う、
情の灯った温かい写り方をする
なんとなく、素直で率直で厳しい
大人っぽいやさしさを持った子みたいに思える
ピントが合いやすくて使いやすいのだけど
光のバランスが難しく、
私のエルマーはホワイトアウトしやすい
☆☆☆
super takumar 28mm f3.5▽
この花は「ホトトギス」というらしい
ホトトギスに似ているからだと聞いた
似ているかしら、硬そうな花弁が
たしかに鳥っぽい
広角レンズを安く手に入れたかった
調べまくって、とても安いものを買った
このレンズは綺麗で嫌味がない
とても素直に映し出すので
とても素直な撮り心地
きまじめで、サラリーマンみたいな印象
くたびれている感じじゃなくて
にこやかに笑って仕事ができる感じ
☆☆☆
どのレンズもとても気が合って
心地よく使っている
私はカメラのレンズが
工業品としてではなく
なにか付喪神みたいな
精の灯るもののように思えてしまい、
人格イメージがある
そのせいか、気のせいか
気が合う、合わないがあるので
手にするまでいつもドキドキする