インターネットはあまりしないようにしている
SNSをすすめられたりもするんだけれど
やっぱり、だめだなぁと思う、できない
ああしたもののなかに、奇妙なものがあって
「ほしいもの」を刺激している、わざと
とにかくに、たくさんの
ながれのなかで「はきださせ」「ほっさせる」
ながれにのらなきゃいけないような気にさせて
ことばを吐き出させ
「ほんとうに欲しい」ではないものを
欲しがらせている
いるんだろうな、そういうのがな、と思う
そういう、なにか、黒い塊みたいな
影のような
実体のない者たち
いつも、いつも、
いまのインターネットをみるたび
小説「モモ」にでてきた
「灰色の男たち」と
モモの仲間たちを思う
実体がないから、虚実や人の気が好きなんだよ
灰色の男たちが人のものを欲したのは
自分のものがなにもないから
「この流されてっていい感じ」
すごく、嘘くさいと思う
:
「自分の本当」とともにいないと魂の色が落ちる
冬の湿り気を帯びた寒い時期に
水仙が、道はしにぽつぽつと咲きだす
白くて、綺麗で、みずみずしい
自然には咲かないように見える、誰かが植えたんだろうか
寒いなか、道のはしの白を見ると心和む
ある時水仙が並んで咲いていた
すべて光があたるほうへ顔を向けている
木にはさまれているので近寄ることはできなかった
遠くにあって、うしろを見せていて
花が良く見えなかったが
朝日を浴びて凛としているのが背中からわかった
★★★
習作▽
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