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2001-01-23 09:00:00


友達と暗い夜道でハーゲンダッツのアイスを買いました。
私はバニラレーズン、彼女はリキュール。
ふたりでぽてぽて歩きながらアイスを食べます。
「レーズンはサイの角でつけるんだよ」
「へぇ、そうなんだ」
だから奥深くまでレーズンが入っているのだなぁ、と私は思いました。
道の角に来て、ふと、振り返ったら、
いっぱいの犬が人に引き連れられて来ました。
しかも何匹かは縄すらつけていません。
私は無性に怖くなって、車道と歩道を分ける白い柵(円←こういうやつ)
の一段目にコアラのように、ぶら下がって、
犬から逃げようとしました。
ここなら犬もとどくまい、と思ったのです。
友達は慌てる私を冷静な目で見て「怖がるから噛まれるんだよ」と言いました。
事実、犬はぶら下がる私にうーと唸って
がぶりとお尻を噛みました。
ちょっと高かったけれど、犬が噛むには十分の高さだったのです。
私は「うひゃあ」と叫んで、駆け出しました。
(いきなり場面転換)
私は道の角を曲がって少し行ったところにある、
時計台(とても高い、木より高い)の一番上に猿のように掴まっていました。
父が私の尻を支えながら、
「ここにいれば、大丈夫だからな、動くなよ」
と言いました。
私が見下ろすと、友達が犬らに追われながら両手を上げて、
あっちの方へ逃げているところでした。
父が「とう!!」と叫んで飛び降りました。
友達を助けに行くのでしょう。
すると犬らは父に気がつき、「がー」「うー」と唸って
父を追いかけだしました。
とても高いところに居たので、父の悲鳴は聞こえませんでした。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

ファッションモデル

おバァちゃんがいかれた服を着て

ファッションショーをする夢を見た。

足が気持ち悪くて

「もうやめて!」ってさけんだら

帽子で殴りかかってきてイヤだった。

取りあえず足払いをかけて逃げました。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

タイムマシンに乗って

タイムマシンを作る博士であった。私は。

しかし私は人を殺してしまい、追われる身となった。

「そうだ、タイムマシンがあるじゃないか!」

何故か「殺す前に戻る」と言う考えはなく

「時効が切れるまで乗っている」ことにして、

食料を買いに行った。

タイムマシンといえども万能じゃないらしく、

時をワープしたり早くしたりは出来ないので

(それじゃタイムマシンじゃないじゃないか)

時効までタイムマシンで食い寝の生活をしなければならない。

(それはタイムカプセルだ)

大量に食料(なっぱ)をかい、

(私菜っぱ嫌いなのに何で菜っぱなんか買うんだ)

タイムマシンに乗り込む。


ふっと景色が移り変わって私の意識は宙に浮いた。

ここでは、時の流れが以上に速く、

「下」に居る私が細切れのように動いていく。

誰かが

タイムマシンで生活する私を見ながら喋っていた。

「まぁ、一年もてばいい方ですね」

「ふむ、彼女は根性という物がありませんからねぇ」

「寂しがって出てきますよ」

「ほら、でてきますよ」

見たとおり、「下」の私がそぉっとタイムマシンから出てきた。

辺りをきょろきょろ見回して泣きそうな顔をしている。

何故か髭がぼうぼうに生えていた。

そこで目が覚めた。
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2001-01-23 09:00:00

図書館

図書館に行くと、魔女がグツグツとナベを煮ていた。

ナベの中には赤くドロッとした液体が入っていて

魔女の顔はアニメのように鼻が飛び出て目がギラギラしていた。

ナベの横に棚があって、いくつもの古い本が置いてあった。

Sが来て、「あれは私が寄付したのよ」

「ササゲモノなのよ」

「今ならまだ間に合うわ、欲しいモノがあったら取ってくれば?」

と言った。

見ると、モンゴメリーの自伝があったので

「これが欲しい」と言ったら、

Kが来て

「私もそれが欲しいけど

私はもう***と言う本をもらったからそれはあなたにあげるわ」と言った。

私はお礼を言ってモンゴメリーの自伝を胸に抱えた。

すると、奥の方にポー婦人の自伝があるのを見つけた。

「これも欲しい」と言ったら

Kがまた、「私もそれが欲しいわ。」と言ってきて

「じゃあ今度はジャンケンにしましょう」と言うことになった。

Hが来て、突然

「私は赤毛のアンの自伝を持ってるからどうでも良いわ」と言った。

そうなのか、と思いジャンケンをした。

私はグーでKはパーを出したので負けてしまった。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

用水

△_△ ←このように二つの堤防で囲まれた、

緑色の用水、筒状のものから緑色の水穴が流れ込み、

二つに四角く区切られている。

|■|

|■|←こんな感じ

区切られた線の所は少し太くて人が座れるぐらいだった。

その一方に中国人のような、頭の毛の短い男が浸かっており、

そのまわりで、素っ裸のその男の家族が用水に小水を放っている。

もう一方の四角では体が子供で頭が大人なやくざが、

線に座って、用水に尻を向けて、大便をぷりぷりと入れている。

私は友だちと線の端っこに立っていて、

「うわーおしっこしてるよ」と叫んでいた。

すると友だちが「私も用水でおしっこしたい」と悔しそうに言った。

中国人の男は勝ち誇ったように

「こんな風呂に入れるのは俺達だけだーーーーーー!!」と叫んだ。

すると、用水の上から警察が

「こらこら、そんなところに入っちゃ駄目だろう」と注意した。

男が「なんだとー!!」とぶち切れたので私と友だちは用水の上に逃げた。

しかしやくざは動けなかった。

「ああ!うんこしている間は逃げられない!!」と私は叫んだ。

やくざは切れて迫ってくる男に

「何だコノやろー!なんだこらぁ」と叫んでいたが、

尻から大便が途切れないので動けずにいて、男に思う様殴られていた。

(記憶寸断)

やくざはその男の家族の長男になっていた。

「なんで俺がこんなやつらと・・・!」とよよよよ、と泣いていた。

家族はお金がないので、道路で生活をしていて、

その生活っぷりを私と友だちは右と左の木々から見ていた。

「俺はおりるぜ」

ちゃぶ台を出して飯を食べる家族に腹を立てて、やくざは言った。

すると家族の母親(太)が

「待つのよ!時給千円でどう!?」と持ちかけた。

千円!?と私は驚いて、「なら私がやるよ!」と言いそうになった。

(まて、待つんだ、様子を見よう、くれないかもしれないし。)

彼らの金のなさでどうやって千円も払うというのだ、そう思った私は

我慢して彼らを見守った。すると夜、母親がやくざに

「ご苦労様、これが今日の2万4千円」と札を渡した。

「く・・・くれてる!」

(こいつらビン●ーじゃないのか!?)と私は思った。

やくざは

「こんなに楽な仕事はない!」と次の日も家族の長男らしく、

飛び跳ねたりしていた。

そしたら警察が来て、

「この人は本当に君らの長男かね?」と尋ねた。

やくざは「そうです」と喜としていったのに対し、

家族は「えー違いますぅ」と頬を膨らまして否定した。

やくざはとても驚いて、

「なんで・・!?俺金もらって演じてたけど、

だんだんお前らのことが・・!」と叫んだが、家族は

「なにそれ」ととても冷たい態度をとった。

そしたら向こう岸でその様子を見ていた友だちが

「あああああ!」と切れて家族に殴りかかっていた。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

タクシーナ私

私はタクシーの運転手だった。

お湯の入った3分ラーメンが鳴るのを、

ハンドルに足をのせて待っていた。

すると了解しても居ないのにドアが開いて一見して泥棒と解る男が乗ってきた。

「おい、駅に行ってくれ」

「どっちの駅ですか?」

私はタクシーの運転手でありながら、警察でもあったので、

拳銃を出そうと捜しながら聞いた。

「何を捜しているのかしらんが

拳銃なら此処だぞ」

泥棒はにやにや笑いながら拳銃を片手に持ち上げて、私に構えた。

さすがは泥棒だ。いつの間にすられていたのだろう。

「オマエ。警察なんだな」

泥棒は私の手をあごでしゃくった。

いつの間にかそれは手錠で天井に繋がれていた。

私はふてくされて、自動的に車のドアをロックするボタンを足で押し、

これまた足でハンドルを握って運転しだした。

雨が凄く降っていて、ワイパーを出していなかったので

車の窓はまるで滝のようだった。

しばらく行くと、セットして置いたカップ麺がジリジリリリリリリと鳴った。

泥棒がさっと手を出してきたので間一髪で私はカップ麺を手にとった。

危ない危ない、これには仕掛けがあるのだ、

取られていたらどうなっていたことか。

私はカップ麺の下から生えている鍵で器用に手錠を外そうとした。

「これ、こぼしたら熱いよねぇ」カップ麺を頭上にかかげながら私は言った。

やっと自由になった手でカップ麺をじゅるじゅるとすすると

「いったいいつになったら駅に着くんだ」と泥棒が言った。

実はカップ麺は通信機で、食べると本署にその内容が通信されるのだ。

私の食べる音を聞け!本署のものども!

私はにやりと笑って、すすりながら「桜駅でしたよね」と言った。

(場面転)

雨の中、工事のおじさん達が光る赤い棒を振り回しながら

「桜駅に集合ー!!」と言って駆けていった。

(場面転)

泥棒はどうなったのか知らないが、気がつくと、

川が氾濫していて、橋に一杯の魚が生きたままピクピクと横たわっていた。

私は気持ち悪いと思いつつも橋を渡るために魚をぎゅりぎゅりと踏みつぶしていった。

川では「雨なので魚釣りをしないで下さい」という看板がでていたが、

大勢の人が魚釣りをしていて流されたりしていた。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

初恋のバック転

私は気がつくとバスの中で記憶を失った。

バスの一番後ろに座って、私はえ!?え!?と混乱して頭に手を当てた。

すると隣に座っていた母が「みてごらん、可愛いねぇ」と言った。

母の横の座席に1,2才の赤ちゃんが立って窓の外を見ている。

前の座席に座っているその赤ちゃんの家族らしい人が振り向いてごにょごにょと言った。

「ホントだぁ、かーわいー♪」と言うと、赤ちゃんが振り向いて、笑った。

「あきゃ、あきゃきゃ」

「いやーんかわいー!!」

母は「本当に可愛らしいわねぇ」と言って赤ちゃんを見ていた。

もうすぐ目的のバス停に着くと言うわけで、私たち二人は一番前の座席に移った。

私は赤ちゃんをだっこしていて

「連れて来ちゃった」と言ってその子に頬ずりをした。

バスがうんうんと走る。

乗っていた少女達が「ここで降りるんだよ」とか何とか言って、

バスの運転席の後ろにかかっていた鏡で身なりを整えだした。

その鏡の後ろで私はお化けの格好をして、

脅かしたときに彼女たちが危ない物を持っていないだろうか

(例えばヘアピンとかマッチ棒とか、爪楊枝とか。怯えた拍子に目に刺さったりするもの)

ピョンピョンと跳ねてかがみ越しに見ようとした。

其処はすでにバスの中ではなく学校の教室の中だった。

文化祭だかなにかの最中らしく、机が片づけられていて、

お化け屋敷ふうに黒いカーテンで道を造ってある。

ドアが開いていて外から白い光が射し込んでいるのでぜんぜん怖い感じじゃなかったが。

私はそこでお化けの役なのだ。

見たとこお化けは私しかいなかった。

彼女たちは私が鏡に映っているのに気がついた。

私は顎に手をあてて、「でんでんでん」とダンディに決めた。

鏡の中で、口から血糊をつつーっと吐く。

きゃーっと悲鳴。彼女たちが逃げ去る。

次のお客が来る。

私は隠れる。二人連れの少女達はやはり鏡の前で身支度を整えている。

その途端に後ろの天井からつり下げられ落ちてくる私!

悲鳴。快感♪

しかしその少女達は逃げなかった。

「Sちゃんはタラって呼ばれていたんだよ。」

と話し出した。

そう言えば私は記憶喪失だった。

Sちゃんは私の親友である。私は彼女たちについて、廊下に出た。

「Sちゃんはあのころは『どうにでもなれ!』って人間だったんだ。

ある人友だちが服に『タラ』って書いたんだ。

彼女はもうどうでもいいと思ってそのまま帰ったんだ。

その時家には光代さんと、竹光さんと(現実注・偽名、というかこんな人はいない)」

「お父さんお母さん?」

私はなんで名前で言うんだろうと思いながら聞いた。

「いや、光代さんと竹光さんと他に2人の大人がいたんだ。」

少女は少年になっていた。

少年になっていないほうの少女が

「そう、君の両親だよ」

と言った。

「運悪く君の両親がSちゃんのアパートを借りに来ていたんだな。

彼らは『タラ』と言う文字を見てげらげら笑った。

それを聞かされた君が彼女をタラと呼びだしたんだ。」

燦々と白い太陽が輝く中、私はなるほど、と思っていた。

「君はおばけと呼ばれていたよ」

「あと、ウッチャンとか(現実注・ウっちゃんナンちゃんの)」

私の昔のイメージが思い浮かぶ。

そう言えばあのころは前髪を垂らしていた、

「前髪を垂らしていたからね」

心を呼んだように少年が言う。

私は心の底から素直な物がわき上がってくるのを感じた。

なんでかたくなだったんだろう。

こんなにも楽しい思いでもあったのに。

嬉しくなって私は走った。

廊下は白く、少しすると出口があった。

屋上への出口から、屋上へ。

「わぁほたるだぁ」誰かが叫んだ。

入ると、屋上のまわりを囲っている木々に蛍が瞬いている。

「都会にこんな所があったなんて」

みんな感動して金網ごしに蛍を見ている。

ざわめく人々の中で、私は初恋の人を見つけた。

肩を叩くと、しばらくしてから決心したように彼が振り向いた。

私は泣いていた。

懐かしい、と思った。

彼は数キロ太ったようだった。

彼と私は出口とは反対方向の屋上の奥に行った。

そこには屋根があって薄暗く、白く、一番奥にマットが敷いてあった。

(そう言えば私は彼にバッグ転を教えたのだ)

彼がマットの横について、手を頭に当て、バッグ転の構えをする。

「がんばって!がんばって!」

後ろで私が騒ぐ。私もマットの縦からバッグ転をやってみる。

(現実注・バッグ転と言うよりはデングり返しでした。)

すらっとできた。

彼の後ろについて、悩みさざめき最初の一回転の勇気が出ない彼に

「こわくない!!痛くないから!!がんばって!!」

と叫んで

(ええーいいまどろっこしい、押したろか)と思ったら

彼は見事にごろんと転がった。そのままごろごろと何回転もする。

丸まったまま止まる彼の側にいって

「カメラ!!カメラで撮らなきゃ!!」

「そうだね」丸まったまま彼が言った。

私は走っていって、屋上の屋根の境目の所で二人で煙草を吸っている友だちに叫んだ。

「Iさん!!カメラちょうだい!!E君が何回も転がったの!!」

横目で見るとKちゃんがバッグ転をしようとして高く飛びすぎ、池にはまっている。

「そういやKはバッグ転ができなかったなぁ」

いいながらIさんはウェストポーチをくれた。

カメラは入ってない。

「眼鏡ケースじゃないよ、カメラ頂戴よ」

Iさんはカメラをポケットから取り出すと、屋根のない方へ向かって放り投げた。

「あ!!」

走っていくとY君がじょりじょりとカメラを足で踏んでいる。

「へっへへーん」と笑うY君。

私はY君を片手で抱えると、二つ折りにしてカメラを取ってIさんのところに連れていった。

「I様、Y様がカメラをお踏みになられたので連れて参りました。」

IさんはY君の耳を何遍もとんとんとんと人差し指で叩いた。

それで痒くなるだろうと思っているらしかった。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

イタチの殺人犯

いたちの殺人犯が山を歩いていた。

器用に2本足で。

いたちの殺人犯は殺人犯に見えない可愛さだった。

くらくらと時折立ちすくみをして

肩に担いでいた棒に括った荷物をちょっと降ろしたりした。

山は秋の山だった。

きれいな紅葉の葉が赤とオレンジに世界を暖かく見せていた。

いたちの殺人犯は少なくともその暖かな世界に似合っていた。

いたちの殺人犯が小さな耳をひこひこと揺らし、

荷物の中の鮭のおにぎりとおかかのおにぎりを

おいしく食べれるところを探していると、

一人の少女がいつのまにか側に立っていることに気がついた。

少女は赤い帽子と茶色いスパッツをはいていた。

少女といたちは何か一言二言したしげに話したが

その内容は忘れてしまった。

少女が話していた時の格好は覚えている。

いたちよりも彼女は大きかったので、

いたちを脅かさないようにせいぜい気をつけて、

羽織った(それは少女のお気に入りに見えた)ジャケットのポケットに

手を入れて気軽にしゃべっていた。

書き忘れたが、ジャケットは麻の白の下地にピンク色の線が入って

ポケットがやたらめったらについたジャケットだった。

着心地がよさそうだった。

少女といたちは歩いているうちに少し開けた場所に出た。

木がまあるくそこの広場を囲んでいて、

座るのにちょうどよい木が片隅に倒れていた。

少女といたちは当たり前のようにそこに座った。

いたちは荷物を降ろして包みを開いた。

鮭とおかかのおにぎりが入っていた。

大粒の米にしおしおののりが全部ではなく、パンの耳のように巻いてあって

とてもおいしそうだった。

少女はそれを見ながらしばらく無言でいた。

いたちはおいしそうにそれを食べ始めた。

「ねぇ、あんた、殺人犯って本当?」

少女はいたちが一つずつおにぎりを食べていくのを見ながら聞いた。

「お恥ずかしながら、私の家では

子供の世話はずるなの、といわれております。」

いたちの言った言葉は支離滅裂だったが、

その時空気にいたちの言いたいことが映像となって映った。

それはいたちの家の風景だった。

いたちの家には妻と子供がいた。

子供たちは二匹いて、一匹はまだ歩けないような赤子で

いたちの妻に背負われていた。

そこはストーブも煙突も火にかかってことこと音のするシチューなべもあって、

居心地のよさそうな洞窟だったが、

妻にとっては居心地が悪かった。

妻は走り回るもう一匹の子供を叱咤しながら箒で洞窟を掃いていた。

いたちはつまり子供の世話を一回たりともしなかった。といいたかったらしい。

それは妻の仕事だと押し付けた。

その事を、「いたちは、子供の世話をずるしている、と言われている」と言ったのだ。

やっぱり「殺人犯」とはなんの関係も無いので支離滅裂なことだった。

でも少女はそれで納得したらしい。

「いたちはよい殺人犯で本当の悪人ばかりを切っているのだ」と少女は思った。

それはいたちに家族がいるからそう思ったのかもしれない。

いたちはおいしかったおにぎりのかすを包みに包み直して、

枝に括り直した。

そして歩き出した。

少女はついていった。

いたちが獣道を歩いていると、

もう少しで目的地、(それは歩いているここからも見えるちょっと開けた頂上で、何かがあった)というところで、

巨木が目の前にどどーんと倒れてきた。

いたちは驚いて、おろおろしながら少女に

「どうしましょう、どうしましょう」

半分泣き声だった。少女は

「どうしましょうってどうにもできないわよ」

「そうですね」

いたちは肩を落として今来た道を戻ろうとした。

巨木なんていたちにはとても持ち上げられない。

ちょっとだけ「少女が持ち上げてくれるのでは」と思ったが

彼女が「どうしようもない」と言ってしまえばそれまでなのだ。

かなしげに去ろうとするいたちを微笑みながら少女は見ていた。

そしておもむろに巨木の下に手を入れると巨木を音も無く立ち上げた。

「さぁ。通っていいわよ」

いたちはとても嬉しそうに顔を輝かせた。

頂上に着くともう相手は待っていた。

黒っぽいやさぐれたいたちだ。

頂上には赤と緑のリングもごていねいに敷かれていた。

肩にタオルをかけ、腕にボクシンググローブをつけた黒いいたちに

「マネージャー」らしいおじさんがなにかつぶやいた。

ゴングが鳴りもしないのに、

いたちと黒いいたちはすでに決闘に入った。

やあ、とうやあ、とうやあとうやあとうやあとう

やあ、とうの掛け声が100辺ぐらい繰り返された後、

黒いいたちが融けてしまった。

あっという間も無かった。

審判のめがねをかけたウサギが「かんかんかんかん」と甲高い声で叫んだ。

「相手の失格だ!!」

木々が手を打って、わーっと歓声をあげた。

「異議アリ!!」

黒いいたちのマネージャーが叫んだ。

「裏技を使ったに違いない!!」

審判は腕を組んで、戦いの様子をじっと見詰めていた少女のもとに行った。

「君の名前は」

「(少女の名字は音ではなく映像で見えた。レモンを横にした形の1文字)ひるこ」

ウサギはじっと少女を見た。

「彼女は納屋にいた、(いつのまにかでてきた、茶色い木でできた掃除用具入れを指して)

ナメクジに違いない。」

掃除用具入れの映像。

中で箒のそばを一匹のナメクジがはっていた。

「ではナメクジが、塩をかけて溶かしたと・・・?」

誰かが言った。

「いや、ひるこには悪意はない、

ただみなと同じようにお零れをもらおうとしたのさ」

リングに飛び散る汗をひるこがいただこうとしただけだと、

ウサギは言いたいらしかった。それがお零れであるらしい。

それでどうして塩を撒くのか、

それでどうしてナメクジが溶けずに黒いたちか溶けたのか。

説明はなかったが夢の中では納得していた。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

ねんどと動物園

ふと気がつくと私は田舎の家にいて一階で家族と共に私の友だちに銃で脅されていた。

父が何かを言って降参を求めたけれど

友だちは「もう人を殺してしまった、後戻りは出来ない」と言って銃を乱射した。

私は妹の腕を掴んでバッと飛び退くと玄関から逃げ出した。

友だちは「一千万」と叫んで庭から出ていったらしい。

道路を妹と二人で歩いていると友だちが庭の方から子供用の自転車に乗って出てきた。

自転車はふらふらしている。かごに乗っている一千万が重いのだろうと、

「大変だね」と言ったら、「3つあげる、はい」

と何故か粘土細工の動物が3つのった板を渡された。(友だちは何処かへ行ってしまった)

人から預かったもなので、二人で大事に運ぶも、

粘土細工はもろく、ちょっと板を傾ければくにゃっと形を変えてしまう。

駅に向かいながら私たちは「大事に、大事に」とお互いに励まし合った。

しかし道々には誘惑が多く、「あ、あの花綺麗」と妹が言えば

花の咲いている空き地に顔を向けたりして、ちっとも道が進まなかった。

とにかく明るい日差しの元の事だった。

何とか私たちは道々の誘惑も振り切り、駅に眼前という所まで来た。

其処まで来ておいて、何故か、駅の隣にあるおしゃれな銭湯に入り、

服を脱いで風呂に入ろうとした。そこで私ははっと気がついて

「あ!!いつの間に!!気がつかなかった!!」とげらげら笑った。

脱衣所(茶色い机)の上に粘土細工を置いたらみなが珍しがって見に来た。

ツンツン触ったり「おお、」とか言ったりして鑑賞している。

私は粘土が崩れるのを見て「触るな!!触ったら殺す!!」と叫び粘土を庇おうとした。

そしたら1人のチャパツの男が一つの粘土細工から粘土をちぎり取って行った。

私は慌ててそいつを追うと、玄関の所で男は外に向かって丸めた粘土をなげた。

私が襟首を掴むと、

「スーパーボールみたいに弾むかと思ったんだ」

「はずむかああああああああああ!!」

私は男の体を掴んで技名を叫びながらプロレスの技を次々とかけていった。

最後に足を持ってぐるぐる回すと外へ投げ捨てた。

(場面変わって)

私はサーカスの団長になっていた。

耳の大きなキリンみたいな人が入ってきて、

「動物を見せて貰えますか?」と言ってきた。

「あいにくマダ動物はいないんですよ」と言うと、「僕の動物を見て貰えますか?」と

男の人はオーバーのポッケットから一つの紫色の細工を取りだした。

紫色をしたイルカの小さな細工だった。

「それは***と++++を混ぜて作ったんですよ」

私が感心していると、

「これも見て下さい」

それは鼻から白い煙をたなびかせているゾウの首の細工だった。

「それは***と++++を混ぜて、煙草を混ぜた細工です。」

私はとても感心して、

「では貴方と面接をシマショウ」

「え!!?め。面接!?」

その人は「大変だ!!」と呟いて、懐から面接の仕方と書かれた本を取り出すと、

「えーっと、面接の仕方は」とめくりだした。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

チョコレートケーキ

ナサかどっかの宇宙を開発&研究しているところで

私と私の友だちは働いていた。

その研究所に行く道すがら、

道路の左側の歩道を渉っていると、

小さな子供のような大人が、歩道と車道を区切る植木の隙間から、

信号が近くにあるのに、(そして青なのに)車が少ないのをみはからって

ひょい、ひょいっと幾人も向こう岸に渉っていく。

私も「ああ、そうか、車がないし、良いんだ」と思って、

車がごうごう流れる隙間をひょういひょういと向こう岸に渉った。

渉りきると目の前に暗いデパートがあって、

中から私を呼ぶ声がした。

研究所ではないはずなのに何故か此処は研究所なのだと思って、

デパートに入っていった。

入ると、宇宙開発者達が大勢居て、

電気のない暗い部屋に、横長の机を数個置いて、3人ずつ座っていた。

彼らは1人ずつ持ってきたらしい、

可愛らしい、チェックや豚柄のテーブルクロスを

机にかけて、おとなしく座っていた。

黒板の前に銀色の筒や管などにスープやご飯が入っていて、

そこで1人ずつお玉を使って給食を取っていた。

まるで、小学校の給食のような眺めだった。

私は一番奥の机につくと、

其処にいた友だちに「給食美味しいね」と言って

いつの間にか持っていたお弁当を開けて食べだした。

なんだか友だちは誰かが漏らしただとかそう言うことを言っていた。

無駄話が弾む。

ふと訪れる沈黙。

私は沈黙がイヤで、「相性占いって知ってる?」

「うん、知ってるよ」

「それで占ったらさぁ、あたし達全員相性悪いよ」

「私たちの誕生日、知ってるの?」

「え、、、、、

た、確か、Sちゃんが、、、私と1月違いなんだよね」

「うん」

私は1回目を瞑って、

「11月24日?」

「違うよ~」

しまった9月の方だったか。

「間違っちゃった、Sちゃんと私の相性はいいかも

Aちゃんは10月4日だよね」

「うん」

「あんたの誕生日は忘れない」

「じゃぁ私は?」Tが身を乗り出して言う。

「えーーーーっと、、、

確か、珍しい誕生日だった、、、、」

「ううん」

「2月28日?」

「違うよ、Tさんは11月25日」

Sが無表情に言う。

「珍しい月だと思ってたから間違っちゃった、

まだ14才なんだーとか思いながら入力しちゃった。」

「うーん」

(ちなみに言っていた誕生日&計算は全然間違ってます)

私はふと、チョコレートケーキが食べたいなぁと思った。

そこで目が覚めた。
Series.夢日記
デパートに行った、

入り口に桃色の椅子があって、そこで一杯の人が何かを待っていた。

桃色の長椅子の目の前にガラスで区切られた一角がある、

看板に「化粧の色を教えます、トータル」と書いてある。

私も桃色の長椅子の端っこに腰掛けて、トータルで呼ばれるのを待った。

人々は1人ずつとか2人いっぺんにとか

トータルに入っていく。

トータルのガラスの扉を開けて、中にいた人が出ていく。

長椅子をちょっとずつ移動してトータルに近づいていく列。

そして私の番になった、先に目の前にいた帽子をかぶった二人組の女の子達が席についていた、

青いデパート服を着たお姉さんが金色のガラスで出来た長机の向こうがわに座ってる。

私たちはその両脇について、お姉さんの言葉を待った。

「では、質問です」

お姉さんは何かの紙をトントンと揃えながら言った。

お姉さんの後ろには

パステルカラーでオレンジ色のもようを持ったキリンが首だけでゆらいでいた。

お姉さんが何かを聞いて、私たちが1人1人何かを答えた。

ここら辺は良く覚えてない。

顎で「あなたは?」と指され、答えた事だけは覚えている。

「では次に質問です。」

お姉さんは紙に何か書き込みながら言った。

「新撰組と思い浮かべてホモと思うのは?」

「私は松本清張の『新撰組』ぐらいしか・・・・」

ピンクの帽子をかぶった子が言った。

私はぼーーーーっと「松本清張って新撰組書いてたのかぁ」と思っていたので

お姉さんに指示されたとき、慌てて

「私もそれぐらいしか」と答えてしまった。

お姉さんは何かを紙に書き込んだ。

私はそのときやっと新撰組がどんな話だったか思い出したので

「あの、ホモって事は沖田がどうとか、そういうことですか?」

とお姉さんに聞いた。

するとお姉さんは横を向いて、口の端でにやぁと笑った。

「笑ってる!笑ってるよぉ!」

「すごい笑ってる!」

私たちは口々に言った。

すると首だけのキリンがにゅーっと首を伸ばして

ピンクの帽子の女の子の帽子をさくっと噛んだ。

「何するんだお」

女の子はキリンの首をグビッと両手で掴んで持ち上げた。

キリンは無理に首を伸ばされて今にも死にそうだった。

「しんじゃうよぉ、やめてやめて!!」

私が叫ぶと女の子は首を放してくれた。

キリンは私に助けられたのが解ったのか、

「ありがとう」とでも言うように、私の方へ首を伸ばした。

オレンジ色の睫がものすごく長くて半分目を閉じていた。

此処はあんまり覚えてない。

「ちょっと困るなぁ」と思ったことや、

お姉さんが「では問題です」と言ったことが

おぼろげに覚えている。

思い出せるのは質問が終わってからだ。

お姉さんはおもむろに席を立つと二枚の紙を私たちにそれぞれ渡した。

一枚には化粧のらっきからーと私の「占った」性格が書かれていた。

「ちょっと短気!でも、気にしないで♪」

お姉さんは「それは占った結果だから真実よ、」と言った。

『そうか、化粧品占いをやっているのか、通りでおじさんとかも並んでいたはずだ』

私が外に出ようとしたら折しも1人のスーツを着たおじさんが入ってこようとしていた。

お姉さんは部屋の電気を消して

部屋を出て、「本日は終了しました」と書いた紙をドアに張り付けた。

おじさんは「ナンだ!!私は++議員なんだぞ!!なんとかならないのか!?」

「申し訳ありません、本日は終了しましたので・・・・」

++議員が占いにナンのようだ。と思いながらも

ぺこりと頭を下げるお姉さんをあとにした。

暗いデパートの中で終了の音楽がなっていた。

次々と光が消えていく。

「今日の販売はすべて終了しました」

歌うようなアナウンス。

ぶらぶら歩いていると大口の出入り口の前に

「抹茶ハニー味」と蜂蜜と抹茶がせっとで売られていた。

私は面白いな、と思ってそれに近づいた。

抹茶の袋(ディスプレイで並べられていた袋)を持ち、重さを確かめる。

『この間万引きした人はつかまらなかった、

何気ない顔をして外に出て走り出せば見付からないのだ』

抹茶ハニー味なんてちっとも欲しくなかったが、

私はディスプレイ(抹茶の袋と蜂蜜の瓶)の下に敷いてあったすでに包装されている品を掴んで

ぴーぴーぴー♪と口笛を吹きながら出口に向かった。

誰も店を終了させるのが大変で私には気づいていないようだった。

「おい、あれあったよなぁ」

「なにが」

「抹茶ハニー味のさ」

誰かが誰かと話していた。心臓がものすごくドキドキした。

私は出口につくまでわざとゆっくりと歩いて、

出口についてから猛スピードで走り出した。

町は暗く、すぐ其処に(右に)駅があった。

町並みは古い明治時代の町内に似ていた。

誰かが砂利道に水を撒いていた。

とても早く駅に着いた。

抹茶を握りしめながら私は「ただいま」と言った。

委員長先生が「あらあら、ららちゃん。お土産買ってきたの?」と言って迎えてくれた。

駅は何故か幼稚園だった。でも駅である証拠にプラットホームがあった。

私はプラットホームに向かいながら

「もう外、すごく暗いよ」と言った。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

肉不足

肉不足で食糧危機が真剣に迫られているころのこと、

私は友だちと世界で唯一の肉生産工場に勤めていた。

肉は高値で売り買いされ、あまりの少なさにみんなにちゃんと平等に配られるように

国家で義務づけられていた。

ある日ふと、友だちが、肉のかたまりをビニー袋に入れて持ち去るのを見た。

私は慌てて駆け寄り、出口のすぐ近くでその子の腕を握って捕まえた。

「ダメだよ」

「うるさいなぁ、いっちゃん(私のこと)に関係ないでしょ!?」

その子はぐいぐいとすごい力で出ていこうとする。

反面私は事の重大さに掌に汗をかいて滑りやすくなっている。

つるつると逃げていくその子の腕を何遍も掴みなおしながら

私は必死で止めた。すると、工場に赤いランプがついた。

肉の持ち逃げが発覚したのだ。「警察が来るまでこの子を捕まえておけば・・・」

そう思っていっそう力強くその子の腕を引いた。

隣に他の友だちが来たので、「あ、B子ちゃん、この子を止めて!」と叫んだ。

B子ちゃんはものすごくイヤそうな顔をして、Aの頭にちょっと掌で触れると

「此で良いでしょ?」と言った。「うん、うん、いいよ」私は誰にも頼れない、と思って、

掴む掌に力を込めた。工場があわただしくなっていく。

逃げられないと悟ったのか、Aが肉の入ったビニー袋を、私の腕にかけた。

「これじゃあ、貴方が肉を盗んだと思われるよ」B子が言った。

「いい、ちゃんと真実を話すから。」私はかすれた声で生唾を飲み込んで言った。

Aはニヤニヤと笑ってこちらを見ている。もう逃げる気はなさそうだ。

警察が来た。数人来た。

一番偉そうな刑事がオレンジ色のトレンチコートを着て、

本当に何でもなさそうに一番最初に出口から入ってきた。

あとから数人、警察が来る。こっちは普通の制服だ。

私とAは同時に喋りだした。「この人が肉を取っていって犯人なんです」

オレンジが私の腕に肉がかかっていて私がAを止めているのを見ると、

「ムムッどっちが犯人なんだ」と言った。

***暗転***

私は追われていた。私が肉泥棒だと、マスコミは大げさにかき立てた。

私は追われながらAを追っていた。

ビルと川の間の草原でAと鬼ごっこをした。

私は運動神経が鈍く、Aはすばしっこかった。

「Aは軽いフットワークで逃げ続けるのだった」誰かがアナウンスしていた。

草原には電信柱と灰色の岩があった。

岩の影から挑発するAを私は右、左と小刻みに動いて翻弄した。

すると、ビルの合間からCが来て、魚の目をしたまま

「見つけた!!いっちゃん、見つけた!!」と迫ってきた。

私の追っ手である。

私はAが此幸いと逃げだそうとするのを目の端でとらえ、

Cを無視してAに飛びかかった。

Aを捕まえた。

***暗転***

刑事に連行された。Aと私。

警察ではなく、綺麗なホテルのある一室-吹き抜けのホール-で取り調べがおこなわれた。

「どっちが犯人か解らないなぁ」

オレンジが言った。

「テストをしようか、今からこの肉を

-と言って机におかれた、Aが取った肉のビニー袋を指す。

証拠品として没収されたのだ-

食料!と言って指すから、飛びついた方が犯人ね」

「食料!!」

私はバッと手をふくらはぎに押しつけるように引っ込めた。

Aは椅子から乗り出して、肉の袋を触ろうとした。

「あーあ」刑事はニヤニヤ笑った。「そんじゃ、もう一回」

『食料と言ったら手を引っ込める、食料と言ったら手を引っ込める』

私は頭の中で何遍も繰り返した。

「肉!!」刑事が叫んだ。

Aがバッと乗り出す。私は手を引っ込める。

「いっちゃーん、なにしてんの?肉って言われたら手を出すんだよぉ?」

Aがニヤニヤして言った。刑事も笑ってる。

『そうだったのか』焦りながら私は汗をかいた。

これで1対1になった。

「よし、次で決めよう」刑事が納得したように言った。

「このテストで決めるんですか?」こんな重大なことを。私は思った。

刑事が信じられなかった。「そうですよ」無表情に刑事は言った。

私とA、二人は刑事の指示で机の上に手をおいた。

「肉は引っ込める、食料、は出す」間違った呪文を唱えながら私はそのときを待った。

喉がからからした。

「食料!!」刑事が叫んだ!

二人とも、手を引っ込めた。出さなかった。

「うーん・・・」刑事はちょっと考えたあと、

「Aが犯人!!」と言ってAの腕に手錠をかけた。

「ナンで!!?」焦るA。

「何となく」刑事は笑っていった。

そしてAが逮捕された。

部屋を出るとわっとマスコミが群がってきた。

私が犯人だとかき立てた彼らにしてみればこのことは大事件なのだ。

私は冷たい目で彼らを見渡すと、

「今日は疲れているのであなた方の相手は出来ません」と言った。

無性にシャワーが浴びたかった。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

卑弥呼になった夢

夢の中で私は卑弥呼であった。

私は屋敷にいた。その主だった。

屋敷の庭に三段重ねの大きな風呂があって、黒と赤の柱で出来ていた。

風呂の横側に外にでるための門があった。

風呂を三段に重ねたところには階段がないので

一気に地上まで降りる「流れるすべり台」が左っかわに付いていた。

卑弥呼は一番上の風呂のそのまた上にある細長い梁の上にいて、

「ああ、なんと狭きことか」と憂いていた。

すると、門のほうから悲鳴が聞こえたので、流れるすべり台にのって

悲鳴の方へ行こうとした。ぴゅーーーーーっと滑ると滑りが良すぎて

地に着く暇もなく、門の上に飛び出した。

卑弥呼が10点満点の着地をして、見ると、

物の怪が門の所に付いている鋼の鐘をつり下げている縄を握って、

鋼の鐘を地におろしていた。

「お前、その中にあるのはなんだ」私は威張り腐って言った。

「ほぉれ返すぞ」物の怪はごわわわんと鐘をつり上げた。

その中にいたのは昔の人の格好をした私の旦那だった。

(実際にはそんな人はいない)

サイズは5分の1で小さな石になっている。こちこちだ。

「お前、なんて事を」

「ふっふっふ、お前もこれで終わりだ。

この縄は(と言って握った縄を掲げる)この鐘の中に続いている。

この水は(と言ってモウ一方の手に持っていた瓶を掲げる)雫を一粒浴びただけで

石になってしまう水だ、さぁ、こっちに来い」

物の怪は瓶を開けると、縄に、中の水を垂らした。

縄を伝って水が鐘の中に入り、鐘の中の地面にぽたり、ぽたりと垂れた。

(あの鐘にハイってしまったら終わりだ)

手元にある旦那のように。

私はちょっと考えて物の怪を読んだ。

「ねぇ、物の怪、こっちに来て見ろ」

「なんだ」

間抜けなことになんの疑いも持たずに物の怪は鐘の下に動いた。

今だ!私は強く「わ・た・し・は・ひ・み・こ」と願った。

するとどーーーーんと鐘が落ちた。

ぽたり、と雫が物の怪に垂れる。

しゅわわわわと音がして、物の怪が石に、

旦那が元の人間に戻った。

ぐわーんと梁に上がる、鐘。

「ヨカッタァ」と言って旦那の方を見ると、

「可愛そうに。こんなに可愛そうな人はいない」

と言って物の怪をなでている。

「早く壊しちゃおうよ」と言っても、

「可愛そうに、可愛そうに」と止めない。

いい加減腹が立った。
Series.夢日記
2001-01-23 09:00:00

ルパン三世の夢

私は新米刑事である宗教の見張り役を仰せつかった。

妹と弟とでその宗教に忍び込むことになった。

二階の障子からバック転で忍び込む私たち。

そこは赤と黒で出来た純和風の広いお屋敷だった。

赤と黒の柱が綺麗に並んでいる。

どうやら今は宗教会のようで、人々の姿はなく、

私たちは思う存分屋敷を探検できた。

ふと、ある廊下に迷い込む私。

廊下の片方は黒い庭に面していて

モウ片方は大きな襖が黒い柱に挟まれてずらーーーーっと並んでいる。

すこし行ったところにある、一際大きな襖から

みそぼそとざわめきが漏れていた。

私はちょっと緊張しながらその襖をそっと開いた。

金色の袈裟を着、金色の三角帽をかぶった爺を中心に

取り囲むようにして人々がお祈りをしている。

意味の分からない呟きが一定のリズムで力強く流れている。

正面の壁に赤と黒の花で囲まれた大きな絵があり、

その前に赤と黒の台があって、妊婦が横たわっていた。

(この宗教は、妊娠している人を病院に行かず自力で出産させることを良しとしているのだ)

ふとそう気がついた。

現に妊婦の股に1人の宗教尼が近づいていく、その手には黒いはさみが握られている。

尼はおもむろに妊婦の股に手を突っ込むと

大根でも引き抜くようにずるりと大きな赤子を引き抜いた。

赤子は太っていて、大人の足を二倍にしたような太い臍の緒を持っていた。

「えーと、これを切ればいいのよね」

尼はそう呟くと何気なく臍の緒をちょきんと切った。

「うぎゃあああああ」と妊婦が叫び、

臍の緒の切れ目から血が噴き出した。途端に死亡する、妊婦と赤子。

見ると台の横に警察がいて、数人周りを取り囲んでいた様だが誰も慌てず、

尼の行動を止めるモノもなかった。

私はそれを見てぞっとしてカタリと足下の柱をならしてしまった。

バッと宗教人達がこちらを振り返る。

恐ろしくなりとっさに「逃げなければ」と思って私は走り出した。

いつの間にか黒い庭だと思っていた所は庭ではなく、大きな十字路になっていた。

私は車の飛び交う中、

一つの赤いスポーツカーからルパン三世が手招きしているのに気がついた。

走りながらその車に乗り込む。

後ろから追いかけてくる、宗教人と警官達。

私たちは車を走りに走らせてとある住宅地の一角に逃げ込んだ。

そこに人ほどの大きさの丸っこいロボットと四角い青いロボットがいて、

ルパンが丸いロボットを指して「あれは俺達のロボだ」と言った。

じゃぁ四角い青いロボは私のだな、と思った。

私がその四角いロボットに乗り込むと、ルパンも続けて乗り込んできて、

「これ飛べるんだろう」と言った。

見るとルパンのロボットは決して早いとは言えない歩みで

ぎぃがしゃ、ぎぃがしゃと道を行ってしまっている。

「あれは飛べないんだ」とルパンが言った。

そういわれるとこのロボは飛べるような気がしてきて

私は操縦桿をぎゅっとにぎってグイッと引っ張ってみた。

浮き立つロボット。

しかし不安定でそんなに高く飛べない。

路地に間一髪でなだれ込んできた宗教人達。

「もっと高く飛べないのか?」とルパンが聞いてきたので

「高く飛んだら宗教人達に基地がみつかっちゃうじゃん」と言って誤魔化した。
Series.夢日記
ゴキブリにストーカーされる夢を見た。

私は友達と何処かの地下街にいた。

そこは白いタイルの道で地下らしく掃き溜めが所々に出来ていた。

なんだか気分が高揚していたので

靴を奇妙に鳴らして道を歩いていた。

カッカッカッ。

するとその足音に魅了されて一匹のゴキブリが掃き溜めから這い出してきた。

「きゃあ」と叫ぶ私。

止めればいいのに、そのままの足どりでかっかっかと近くの本屋に逃げ込んだ。

友達が私の腕を掴みながら「ねぇ、追ってくるよ」と言った。

振り返るとゴキブリはジグザグ歩行で素早くこちらに来る。

私たちは本屋にまで入ってきたゴキブリを、

それぞれ本を手にとってバシバシと叩きだした。、

(実に乱雑な本屋で、本がやたらめったらに積み上げられていたので本を手に取るのは簡単だった)

叩いても叩いてもゴキブリは頑丈で

「へっへっへ、やめときなせぇ」とにやける始末。

私はとても頭に来て、近くに積み上げられていた白い大理石で出来た分厚い本を手に取ると

力一杯ゴキブリに投げつけた。

これにはさしものゴキブリも驚いたらしく、

本が積み上げられている棚の下にある、空間にまた本が積み上げられているのだが、

その本の隙間にねじり込んだ。

「うん、僕もう止める」とその隙間からゴキブリは言った。

「其処は狭いの?」と聞くと「ちょうど良いかな」と言われた。
Series.夢日記
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