実はずっとあこがれていた尾瀬に
ひょんなことから行くことになった
あいにくの雨で
明日からは晴れだとか天気予報は言う
それでも「今日は小雨です」というのを信じて
用意だけは万全に、
バスにゆられて一時間、
秋紅葉の尾瀬に向かった
鳩待峠から尾瀬ヶ原にいたり、
牛の首でひきかえすことにする

鳩待峠にはいると、
雨がしとしと鳴りやまない
ひとがいない
少し怖い
尾瀬は結構熊がでるのだ
熊スプレーを持ってきたが
遭遇した時、冷静でいられる自信はない

すべる石の階段をおりていくと
木で補正された階段が現れる
鳩待峠から尾瀬ヶ原まで1時間
帰りのバスもあるので急ぎたかったが
雨の中、とても足元がおぼつかない
ゆっくり、慎重におりる

帰るときはこの階段をのぼっていくのだ
そうすると体力も温存しなければならない
けっこうハードだなぁ、と思う
尾瀬ヶ原は窪地にあるのかもしれない

ところどころみずみずしい木々が綺麗だ
木の階段は丁寧につくられていて
雨でなければとても歩きやすいだろう

とちゅうで階段の新品取り換え工事をしていた
山の中を工事するのはとても大変だと思う
挨拶をして過ぎる


ようやく尾瀬山の鼻ビジターセンターに着く
ひとも結構たくさんいて、安心する
一息ついてから、尾瀬ヶ原に向かう

人がだれもいないんですけど
「熊に注意」という看板もある
まぁ怖い。うそでしょ、こんなに人がいないんて

と思ったらここは尾瀬ヶ原ではなく
尾瀬研究見本園だった。
なんてこった、時間を大幅にロスする

でもここも静かでとても綺麗だった

引き返して尾瀬ヶ原
途中で木の道の工事をしていた


草がさうさう雨にうたれ
どこまでも茶色と緑色の優しい色が広がっている
とても、とても綺麗だった


ひとも結構いるので
熊の怖さもあまりない

のんびりと散歩し、もう少しいたかったが
タイムリミット
牛の首まで行けずに引き返す

いろいろな小屋が並ぶところまで引き返して
カレーを食べた
少しほっとする

あーこれから鳩待峠をやっちらのぼっていくのだ
少ししんどいかもしなぁ、と
心配になる

尾瀬ヶ原は歩きやすいが
雨の鳩待峠はちょっと怖い
スティックを取り出し、装備して
ゆっくり登っていく
んごーなかなかつかない
途中で滑って転んだ
滑落せずにすんだが、
これは本当に怖いぞ、と気を引き締める

でも来た時より人が来る
尾瀬は日帰りより日中について
泊まり、二泊か三泊で帰る人のほうが多いのかもしれない
東京からくる場合、とても遠いのでそうなる
おおふおおふと注意深く歩いていく
途中で気の良いおばさんが
「熊鈴!すごい綺麗な音ね!」と
話しかけてくれた
とても嬉しかった
挙動不審にあいさつした

ようやく鳩待峠につくころには
集中していたのと
滑る道を踏みしめていたので
足ががくがくした
だめだ。もっと鍛えなければ
鳩待峠にあるカフェで
帰りのバスまで時間をつぶす
山の教科書を読んだら
なんでバテたのかがなんとなくわかった
登る前にはエネルギーチャージ
登りながらもエネルギーチャージ
飲み物もちゃんと飲む
雨の中だったので
しなかったのが原因だ
尾瀬はまた行きたいと思う
その時は気を付けよう
とても気持ちの良い草原だった