私はとてものどが渇いていた。
線路の脇に自動販売機があったので
100円を入れてコーラのボタンを押した。
とにかくのどが渇いていた。
がちゃんと音がして
出てきたのはコーラではなく、
「稲垣五郎へ」と書かれた小包だった。
稲垣五郎って誰だっけ?と考えている私の横から
変なおばさんが顔を出して
「あらぁ、その人アイドルよぉ、
いいわねぇ」と言った。
私はやっぱり誰だっけ?と考えながら
小包の封を持っていたハサミで開けた。
中から「打撲シート」と書かれた湿布が出てきた。
それを見て私は「あ、あけちゃった」と後悔した。
おばさんが妹になっていたので、
「あけてもいいから返してきなよ、」と押しつけた。
見知らぬ人と(友達らしい)グループを組んで
駄菓子を買いに行くのが任務らしい。
明るい商店街を迷彩服で進む(かなり目立つと思う)
目指す駄菓子屋はおばあさんが一人で経営している。
周りには見張りペンギンが一杯だ。
ぱっと見るには判らないが。
「気をつけろ」とささやくと(どうやら私が上司らしい)
首と目だけで見知らぬ人は返事をした。
進んでいくと角のところでペンギンの行進にぶち当たった。
「とまれ!」と大声で指示をして(もうこの時点でばれていると思う)
さっと隠れる。
ザッザッザとペンギンは規則正しく歩いていく。
「ぬぅうう」と見知らぬ人(部下?)がうなった。
と思った途端に「このペンギンめー!!」と銃を乱射しだした。
(何があったんだ)
何匹かのペンギンが血だるまになる。
私はそれを見て吐き気をもようした。
「私は血に弱いって言ってるだろう!!」
と、思わず怒鳴る私。
それどころではない、きゅういい、きゅういいと鳴きながら
ペンギンが腰にさしていたサーベルをカチーンと抜いて襲いかかってきた、
どう考えてもサーベルより銃の方が強いと思うが
私が「もう銃は使っちゃいけません!」と言ったので
使えない。(アホなことをした)
仕方がないのでペンギンにぺったぺった追われながら
一生懸命に逃げる。
ペンギン超早ぇ。
「森に逃げ込むんだ!!」
さっと叫んで(森の方が気が多いし隠れる場所あるし)
何故か商店街のど真ん中にある森を目指す。
何とか部下とともに逃げ込むと
逃げ込んだ時点ですでに森の深いところにいる。
うん、ナンだこれは、人形?
木にぶら下がっている奇妙な人形。
、、、、、。
そこはブレアビッチの森だった。
そこで目覚ましが鳴った(助かった)