バッタの夢

バッタの夢を見た。

私が田舎道を歩いていると、目の前をものすごい量のバッタが飛んでいた。

今いる場所から一歩入れば其処はバッタの嵐である。

バッタは空のかなたから地面まで大量に埋め尽くし、

まるで全体で風になったかのようにバチバチと跳んでいた。

一歩前、つまりバッタの中に麦わら帽子のかぶったお爺さんが居て、

黒いバッタの雨嵐でよく見えなかったけど

「大丈夫ですか?」と声をかけてみた。

「まぁ、そうやね、痛いね」

お爺さんは喋ってるときに口に入ったバッタをペット吐き出した。

(場面転換)

いつの間にか私は黒い田舎風の家の中にいて

外を囲むように跳ぶバッタの風の音を聞いていた。

夢の中で私は結婚しており、ひげ面の夫が私のそばにいた。

ことりと音がして一匹のバッタが、戸の透き間から入り込んだ。

私はきゃーと叫んで「殺して!殺して!そのバッタ!」と息巻いた。

しかし夫は無類のバッタ好きらしく、

「可愛いじゃないか」とそのバッタを拾い上げた。

(場面転換)

その瞬間家だけ田舎風から都会風の2階建てになり変わった。

私たちは一階にいて、バッタ売りがバッタを売っていたので

夫がそれを飼おうといった。

私は絶対に逃がさないと言う規則でそれを許可した。

夫はその家の二階の一室でバッタを透明な箱に入れて飼った。

箱は密閉されており、「これで逃げないだろう」と夫はいった。

夫がバッタに触ると(どうやってだ)

バッタが卵をその体の中にはらんでいることが判明した。

私はこれ以上バッタが氾濫するのがイヤで

「殺してよ!」と親ごとバッタを殺すようにいった。

しかし夫は「小バッタは高く売れるから」と私を説得しようとしてきた。

私も現金なモノでそれを聞くとすぐにその気になって

「え、それって7~6万ぐらい?」と目を輝かせた。

「そんなにはしないけど」苦笑いをしながら夫は言った。

そうこうしているうちにバッタが出産してしまった。

小バッタはゴキブリのようで恐ろしかった。

バッタが増えて、密閉容器では容器が小さいとのことで

夫が箱を移し替えることにした。

移し替えると言っても「逃がさない」と言う条件付きなので

夫は知恵を絞って大きな箱を密閉容器にかぶせて、

その中で密閉容器を開けてバッタをはなそうとした。

其処まで考えて何をとちくるったか、

夫はプラスチックで出来た、

ざるのように穴の開いた四角い箱を密閉容器にかぶせた。

そしてそのプラスチックの隙間から手を伸ばして密閉容器を開いた。

もちろんバッタは隙間から逃げ出した。(特に小バッタ)

私は「ぎあああああ」と叫んで、

すぐにその部屋から出ると、

「バッタを捕まえるまでこの部屋から出るな!!」と

戸を閉めた。戸に透き間が空いていたので

そばにあった大きなウサギの人形を詰めて逃げようとした。

夫が戸の透き間から顔を出して、

「ほーれ、」とバッタをほおり込んできた。

「あああああ」私は叫んでウサギでそのバッタを叩きつぶすと

一階に逃げていった。