自殺する夢

私は10才ぐらいのおかっぱの少女で

赤いスカートをつりベルトで履きながら道を歩いていた。

太陽は燦々と輝き私はご機嫌だった。

しばらく行くと、「あら、**ちゃんじゃない」と先輩が声をかけてきた。

先輩は学校の6年生の先輩で黒いボブショートで

小生意気そうな美人だった。

三年生の文化祭で、先輩は実行委員として活動していたけど

みんなの絵を講堂で映写する大イベントが

みんなの歌付きであるはずなのに

三年生、みんなの声が出なくて失敗したとき、

「練習させすぎた」と先輩のせいになった。

その経験から私は先輩を「怖い人」だと思っていたので

ちょっとドキドキしながら先輩を見ていた。

先輩は「私のうちにいらっしゃいよ」と自分の家に私を引きずり込んだ。

(先輩の家の前だったので)

先輩の家は黒い門のあるお屋敷で豪邸だった。

中まで何もかも黒い光沢のある木で出来ていて厳かであった。

その一室で先輩は「チョッとまって仕事しちゃうからね」と

私を一角に立たせて机に向かった。

バァヤが私の横に立って「お嬢様は作家の編集をやってなさるのですよ、

++先生の作品にも@@先生の作品にも詩をお書きになられたのですよ。」

と言った。へぇと思った。

仕事が終わった先輩は晴れやかな顔で

ビー玉を取り出すと「これで遊ぼう」と床にぶちまけた。

しばらくビー玉を二人で転がして弄っていると

急に先輩が立ち上がって、

「次は鬼ごっこしよう」と、鬼ごっこした。

私が鬼で先輩を階段の方に追いつめると

先輩は階段の正面にあるベランダに繋がるステンドグラスに

向かうと手を広げて「人間は生け贄を求めてるんだよ」と言った。

(場面転換)

其処は講堂であった。

ベランダのステンドグラスとつながっていた。

いつの間にか階段はなく講堂になっていた。

ステンドグラスの前で其処を見ていた。

ステンドグラス越しに宙に浮きながら先輩もこっちを見ている。

時は以前に戻っていた。

先輩は歌の練習でみなを歌わそうとしているが

みなは文化祭がいやで文句を垂れていた。

先輩の同級生はそのかったるさを先輩のせいにした。

そして文化祭の日に時が飛び、

先輩が指揮を振るう講堂でみなは歌を歌わなかった。

ベランダのステンドグラスから私は講堂に叫んだ、

人々は私と反対方向のスクリーンを見つめて座っている。

「先輩が死んじゃった!先輩が死んじゃった!」

そうだ先輩は死んでいたのだ、みなの虐めにあって。

何人かの生徒が私の声に振り返った。

私はステンドグラスに向かって手を挙げて

そうだ私も死んで居るんだ。と思った。

先輩が宙に浮かんでふらふらと向こうへ行く。

私はゆっくりと歩いていって

ステンドグラスを開けて、「先輩、ごめんなさい」と呟いて

飛び降りた。