不時着

私たちは宇宙船に乗って飛んでいた。

そして宇宙船が煙を吐き出したのである星に不時着した。

最初降りたところは砂浜だった、

とても長い階段が砂浜の横にのびていた。

私と友達は他の船員が怖がっているので二人でその階段を上ってみた。

階段を上がりきると長い踊り場で、反対側に降りるための長い階段があった。

踊り場から見ると、砂浜の反対側は木々が生い茂り、

その木々が四角い囲いのようになって

その箱庭のような場所に、黄色い砂が敷き詰められていた。

囲いの中にゆったりと動く、動物たちが居て、

ゾウやキリンや馬にに似ていて

しかし似ていなくて

とても大きくて粘土細工のようにぶよぶよしていた。

みんな同じサイズだった。

恐竜ぐらいあるかと思われるサイズだった。

色はパステルカラーで「平和」がそのまま形を取ったような感じだった。

動物たちはゆったりと囲いの木の実をもいだりしていた、

「何あのでかさ、こ・こわい」

「でも、食料はあれしかないよ」

「あんなのに踏みつぶされたら元も子もないわ。降りない方が良いわよ」

「でも、敵愾心はないみたいだよ・・・この十円で試してみよう」

私はポッケットに入っていた十円玉を大量に

階段の上から囲いの中に撒いてみた。

ちゃりーんちゃりーんと音がして、

動物たちは驚いたようにゆっくりと一カ所に集まりだした。

怯えているようだった。

階段から遠ざかるように集まった動物たちを見て、

私は今だと思った。

「私、取ってくる」

階段をおりて真っ正面にあった木の実を私は一つもいだ。

すると、馬が鼻だけをグニューーーッと飴のように伸ばして

くんくんと私の匂いをかいだ。

その匂いは人間という生物を知るために匂いであった。

馬や動物たちは匂いを通じてテレパスで生物の特性を知るのだった。

私に何をかいだのかは知らない。

しかし馬の鼻はぶるぶると震えだして来たときの二倍の早さで元に戻り、

動物たちは震えながら体を寄せ合ってこっちを見ていた。