悪と善

天使と悪魔のような、善と悪の存在が戦っている夢を見た。

私はその戦場に着く電車に乗りながらどちらになろうか迷っていた。

隣にいた男の子が、「僕は悪になろうと思うんだけど、どうかな?」

と聞いてきたので、

「あれは競争率も高いし、結局は善に倒されちゃうって気もするな」

と言ったらむっとされてしまった。

戦場にとうとう着いてしまったので

(其処は四角い森だった。)

受付のおじさんに「私は善になります」と渋々言った。

四角い森は小さく、入ると

木が微妙に絡み合っていて、森に天井が出来ていた。

その天井の上に悪が居て、天井の下の善と戦っているらしかった。

私は「これを使っておまえも早く打て」と、大きなマシンガンを渡された。

よくよく目を凝らすと、逆さ吊りにされたモグラたたきのように

悪がヒョコヒョコと天井の絡み合った木々の隙間から顔を出して

ひょん、ひょんと弾を撃っていた。

それに応戦する形で善もガンガンとマシンガンを撃っている。

「こんな所にはいるのは怖いなぁ」と思ったが、仕方がない。

取りあえず入って近くに顔を出した悪をぱしゅっと撃ってみた。

その悪はにやーっと笑ったかと思うと、

「*+`=`*_」*+*`」と

日本語ではない言葉を呟いて天井にひょっと引っ込んだ。

それを聞いた私は何故か、

「そんなに裏切るんだったら私は悪になるわよ!」と、叫んで

マシンガンを投げ捨て天井にはい上がっていった。